海にかえる道

考えるだけ無駄なこと、とことん考えてみる。日々の覚書。

大学ってなんぞや ~悩みは尽きない#2~

10月は自分なりにガツガツと勉強を進め、あっという間に過ぎていった。

 

11月。担任との2者面談。そろそろ志望校を絞る必要がでてきた。

 

担任「心は揺らがない?経済学部でいいの?」

私「そのつもりです(覚悟を決めた武士の形相)」

担任「〇〇さんの興味は別にあるんじゃないの?」

私「それはそうなんですけど、理想じゃ飯は食っていけないので(?)」

担任「もったいないなって俺は思うけどね。じゃあせめてその興味だけは失わないでね。勉強は大学じゃなくてもできるし…」

 

このあとに続く担任の発言に感銘を受けるのだが、それはまた別の機会に書きます。

 

帰宅後、母にこの面談の内容を報告。

母「私も別にあなたの行きたい学部に行ったら良いって思うよ。ただ、それが経済学部に行くよりも良い選択であるのなら、ね。」

私「 」

 

そんな証明むず!論破できねえ。気分屋の私が大学にいっても史学を学び続けているはずがない。飽きたとか、やっぱり違ったとか、そんなことを口にしそう。人生詰んでも「やっぱりね、私はそうだと思ったよ」と影で家族から笑われるんだ!(涙)

と、思った私は、堅実な道を行くことにした。親の言うとおりの進路に進んでおけば、最悪うまく行かなくても人のせいにできてしまうのだ。(こんなの言うまでもなく最低の考えではあるが、もはや自分の人生を他人事のように考えていた)

 

 

 

11月半ば、ふと勉強の手を止めて思う。

 

勉強を頑張っても、その先に待っているのは経済学部に進む未来。

楽しそうじゃない。興味もわかない。でも大変そう。私は落ちこぼれるのだろう。

全然理解できない勉強を4年間続けるのだろうか。それは地獄なのではないか

 

経済学部の卒業後進路実績を見ると、「公務員、銀行、保険会社」ばかり。

全然憧れない。もちろん違う道もあるだろう。

でも「〇〇大〇〇学部出てこの就職先って…落ちこぼれね…」そう、思われるのだろうか。

 

 

自分の意思が定まらないからこそ、人からどう思われるかが気になる。

自分の人生なのだから、他人の意見なんてどうでもいいとわかっている、のに。

わかっているのに、気になる。

 

何が自分にとって最善の道なんだろう?

ここで選択ミスをしたら、一生を棒に振ってしまうのではないかという恐怖があった。

 

私には得意教科がなかった。どれも満遍なく似たような点をとるタイプ。

日本史は学んでいて楽しかった。だから文系を選択した。ただ、何時代が好き?とか歴史上の人物で誰が好き?と聞かれても答えは見つからない。深く興味を持っているとは言い難かった。

 

どの教科もそれなりに面白みを感じるし、どの教科もそれなりに勉強が大変。

特別これを学びたい!ということもないし、そもそも大学にも憧れない。

 

じゃあもう何学部行っても同じじゃない?

 

とんでもない結論にたどり着いた(一種の思考停止)