やせいにかえる
昼前に起きる。お気に入りのカーテンを開ける。
顔を洗ったら紅茶を入れる。透明なガラスのティーポットはリーフの出具合がわかるから好きだ。目覚めの一杯は渋めのダージリン。
一人暮らしの家から持ってきたミルクパンで湯を沸かす。
冷蔵庫から取り出したのはレタスと水菜とパプリカ。これはレギュラーメンバー。
そして今日はアボカド。アボカドの食べごろは未だにつかめない。
冷たい水で野菜を洗う。浅めのザルに入れて水気を切っておく。
ミルクパンに沸かしたお湯には、洗ってすじをとったスナップエンドウを放り込む。
ザルから食べる分だけの野菜を取り分ける。残った分はタッパーに。
鮮やかな緑色に変化していればスナップエンドウはオッケー。ザルにあける。
東京ではなかなか実現できなかった生野菜サラダ。山盛り食べる。
ライ麦入りのイングリッシュマフィンをフライパンで焼く。公式の焼き方では無いが、蓋をするとふっくら焼き上がる。そこに切れてるチーズを一切れのせる。なんとなくハイジを思い出した。
パン嫌いだった私も、ライ麦パンを食べられるようになった(過去記事参照ください)
と、ここまでは丁寧な暮らし風に書いてみたただのブランチ。
で、本題
美味しいお肉屋さんのビーフジャーキーをもらった。
そんなにお肉を食べる方ではない私だが、ソーセージやサラミ、ベーコンなどの加工品は好きだ。
とはいえ自分でビーフジャーキーを買うことなんて無い。久しく食べていなかったのでおやつ代わりに食べることにした。
誰もいないリビングでひとり、15cm×10cmくらいの大判ビーフジャキーをかじる。
うっま。
おやつ代わりどころじゃない。普通に肉料理として一品担えるじゃん。
たまらず冷蔵庫から先程の残りサラダのタッパーを取り出す。
ビーフジャキーをかじる。
サラダを食らう。
なんだこの原始の食事は。
噛みごたえのあるジャーキーは心を落ち着けてくれる。
人間残る狩猟民族の血だろうか。
いや、自分が獣にでもなったかのような錯覚すら抱く。これは恐怖だ。
落ち着いたはずの心がざわつく。
前回の記事との落差がすごいが、まあこういった日もある(?)